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【コラム】就職活動に絶対はない


いつかドイツで、あるいは海外で働きたいという夢を抱きながら、
日本で働いている人は意外と多いようだ。

ではいつ海外に移住するのかと聞くと、その多くの答えは「向こうで仕事が見つかったら」とのこと。なるべくリスクを伴わない就職活動を望んでいるのだ。

この場合「仕事が見つかれば海外に行く」とは、
同時に「見つからない限り日本に留まる」という選択をしていることになる。

1〜2年ならまだ良いだろう。だがそれ以上たっても見つからなかった場合、
それでも彼らは日本で待ち続けるのだろうか。


リスクを伴わない就職活動とはつまりそういうことで、
「現地で就活する」ことで生まれる可能性も同時においていくことになる。

ただ無計画に日本を飛び出すことをお勧めしているわけではない。
そしてこれまで書いて来た通り、日本からドイツの仕事を探すことももちろん可能だ。
しかし時に結果を伴わず時間だけが過ぎ去っていく場合、人はどこかで決断しなくてはならない。

すなわち「思いきって向こうで挑戦してみる」か「このまま縁がなければ日本に残りあきらめる」。あるいは「第三の方法を探す」でも良いかもしれない。
そして挑戦するなら、誰にとっても今日より若い日はない。


わたしは、職務経験と手元資金があるなら、ドイツの場合
現地に来て就職活動した方が仕事は見つかりやすい、と考えている。

ところがある日、ずっとドイツで働きたいと思いながらも
未だ決心のつかない日本在住の方にこう尋ねられて、気がついた。

「今の仕事をやめてドイツに行って、
 滞在中に仕事が見つかる可能性はどの位あるのでしょうか?」

現地に来た方が有利だということぐらい、彼らも薄々感づいているのだろう。
ただそれは何の保証もない大きな賭けだから、いつまでたっても踏み切れない。
そして、どこかで背中を押してもらえる人を探している。

もしかしたら「大丈夫、だいたいの人は見つかりますよ」と答えて
安心させてあげるべきだったのかもしれない。でも何故か
こういうところで真面目なわたしは、「うーん、見つかる人も多いけど、
仕事が見つからずに日本へ帰る人ももちろんいるし、無責任なことは言えないな…」
などと余計なことを考えてしまった。

そしてこう答えた。
「正直申し上げると、就職活動に絶対はありません」

今思うと、随分月並みで当たり前の答だったと思う。
でも今同じことを聞かれても、きっとわたしは同じように答えるだろう。

見つかる人もいれば、そうでない方もいる。
だから大切なことは、少しでもその可能性を上げるために、今できることをやることだ。
そして今できることとは、おそらく現地の就職活動にあたって、
何を準備したらよりリスクヘッジできるかを知ることではないだろうか。
そのためにわたしも、生まれて初めてブログなぞを書き始めてしまった。

「大切なことは、そうしたリスクをとってでも、
 あなたが挑戦したいかどうかではないでしょうか」

当時のわたしがメールでそう返答してから、返事は来なかった。
その人が、自分の進む道を見つけてくれていたらいいなと思う。



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日本にいながらドイツで就職活動できる?〜その2


 ⇒ 初めての方はこちらからどうぞ

前回のつづきです。

ポイント2
募集ポジションに求められる、あるいは雇用主が興味を持つ経歴を持っている

えー…d( ̄  ̄)
月並みなことを書いてすみません。
でもやっぱり日本でやっている仕事と同じ業界、職種だと応用がききますし、即戦力までいかなくともある程度の下地をかってもらえます。もしもあなたのこれまでの経歴と仕事内容が近い募集であれば、可能性は高いと考えましょう

その上で、未経験の業界には応募しない方が良い、ということはありません。いつだったか日系メーカーでマーケティングの募集があった時、主な取引先が教育機関だったため、教育関係のバックグラウンドを持つ候補者を探していたことがありました。

これまでの経歴の何が、採用側の審査基準に引っかかるかは分かりませんから、
気になる求人があったらぜひトライしてみましょう。
またその際大切なことは、選考側が読みやく分かりやすい履歴書を書くことです。
*これについては後日詳しく書きたいと思います


ポイント3 必要最低限の語学力を持っている

ポイント1でも書きましたが、日本から応募して実際にドイツで採用された場合、
住居探し等、まず働く前にやらなくてはならないことが沢山あります。

人事部のない会社では、この辺りを十分にサポートしてくれない場合もあるでしょう。
できれば自分で家を探し、役所手続きが出来るくらいのドイツ語力はあった方が良いです。社内公用語は英語という会社も多いので、英語もできれば尚良いでしょう。


ちなみにわたしは、日本で働きながらドイツ語学校に通った時期もありましたが、
どーしても続きませんでした。残業で行けない日もありましたし、とにかく目の前の仕事をこなすのに精一杯で、プラスアルファで語学を勉強してる余裕なんて全くなし!という感じでした。
なので割り切って、まずはドイツに来てからドイツ語を勉強することにしました。
結果、その方が自分の性にはあっていたようで、短期集中でぐっと語学を伸ばすことが出来ました。

自分にあったブラッシュアップ方法を探すことも大切かもしれません。

日本にいながらドイツで就職活動できる?


 ⇒ 初めての方はこちらからどうぞ

ではこの先、実際の就職活動の進め方について書いていきたいと思いますが、
その前にぜひとも一度ふれておきたい話題があります。

それは、このタイトル。
実は今の仕事をしていて一番多いといっても過言ではない質問です。

特に現在日本で働いている場合には、今の職場をやめないとドイツに移住できないので、次を決めてから退社したいというのはごく当然の心理だと思います。

ですがその上で、ここではぶっちゃけどうなの?という話を書きたいと思います。
希望的観測だけをのべても、誰も自分の人生への責任はとってくれないからです。

まず言葉通りの質問、つまり、
日本にいながらドイツで就職活動できるか?についていえば、答はYESです。

前回ふれた飲食店スタッフをはじめ、現地の日系メーカーや会計事務所でも、
日本から応募して採用されたケースが実在することを目撃しました。
そしてわたしが知る限りでは、これにはいくつかポイントがあります


ポイント1  現地雇用主への直接応募


ドイツ現地の人材会社を経由して応募する場合、企業の選考担当者に履歴書がわたる前に
まず人材会社の選考があると考えて間違いありません。そもそも人材会社というのは、彼ら自身が推薦できる人しか斡旋しないのですから。

そして日本からの応募の場合、まずここの一次選考を通過しないことが多いでしょう。

彼らの立場になってよくよく考えてみて欲しいのですが、
何十人と登録者がいるのに、どうしてわざわざ日本在住の候補者を推薦する必要があるのでしょうか

フライトに合わせて現地での面談アレンジをしなくてはならないだけでなく、
住居の確保、銀行口座の開設など、ドイツに来たら就労開始前にやらなくてはならないことが山積みなことを彼らは知っています。
似たようなプロフィールの候補者が2人いたら、まずドイツ在住の日本人を推薦するのが自然な流れです。


一方で、現地雇用主が掲載した求人広告に直接応募した場合は、こうした第三者による選考はありません。
あなたの履歴書は直接選考担当者に届く可能性が高くなります

求人広告の内容や掲載方法、期間によってライバルの数は変動しますが、ひょっとしたらあなたは5人の応募者の中の1人になるかもしれないし、30人の応募者の中の1人になるかもしれません。
仮に前者だったとした場合、人材会社を経由するより面談に呼ばれる確率はぐっと高くなるでしょう


長くなってしまいましたが、
このあたりは結構大事なテーマなので、次回に続きます _φ(・ー・ )

日本で準備すること〜その2


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もうひとつ、ドイツで働きたいなら
渡航前にこれだけは準備しておいた方が良いもの、それは、、、

ズバリ お金 です。

え?、そんな分かりきったこと書くなって?
いや〜それが、、結構いらっしゃるんですよね、とりあえず向こうに行って稼げばいいや、みたいな、ハングリースピリットあふれる若者が(; ̄ェ ̄)

ドイツでアルバイトから始められるお仕事は色々あります。
日本食レストランのスタッフとかなら、
なんと ∑(゚Д゚) 日本にいながらでも応募できます


でもですね、一応確認しておきますと、あなたの最終ゴールは一体ドコですか??
最終ゴールがレストランなら、今すぐ応募して下さい!。ですが...

ケーススタディ その1

1、とりあえずドイツに来て就職活動を始めたところ
営業や事務職として働くには、どうしても語学力が足りないと言われた。

2、でも、滞在中の生活費を稼ぐため毎日アルバイトをしているので
語学学校に通うお金も時間もない。

3、どうやら今ドイツで自分にできる仕事というのは
飲食店スタッフしかないようだ。(−_−;)

→ココであきらめきれない場合は、また別の仕事に応募。1に戻る


これは本当にあった怖い、いえ残念な話ですが、
こうしたループにはまってしまうと
この時点で予定していた就職活動はジ・エンドです。

そんな方々に、わたしがアドバイスしたことといえば

・一度日本に戻って正社員として働いてからまたドイツに来る
(お金と職務経験が得られて一石二鳥)

・どうしても戻りたくない場合は
 バイト時間や睡眠時間を削るなりして独学で語学力を伸ばす

うう…どうしてそんな苦しい、イバラの道を行かなきゃならんのでしょう。。
やっぱりお金はあった方が良い。(ーー;) 
今の自分に必要な力を身につける投資ができます。

若さあふれるハングリースピリット、素晴らしいです。
そしてドイツ来たらなんとかなることも沢山あります。
でも、計画性や見通しを伴わない大胆な行動力、人はそれを無謀とよびます。


日本で準備すること


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もしもあなたが今日本にいらっしゃって、これからドイツで働きたいとお考えならば、
日本で準備しておいた方が良いもの、その1は

何はともあれ職務経験 です。


時々ドイツで働くために、日本で使ったエントリーシートを送ってこられる方もいらっしゃいますが、いやいや、日本で就活が上手くいかなかったからといって、海外でならきっと上手くいく!なんて夢想は、とりあえず置いておきましょう。(; ̄ー ̄A

注:ただし、こちらで紹介したその3:レストランや接客関係に限っては、
もちろん新卒での挑戦も可能です。


日系企業に限らず、在ドイツの多くの企業で求められているものは、即戦力です。
彼らはあなたが会社に提供できるものは何か?を知りたいのです。

実は、ドイツにおける新卒は "Berufseinsteiger" と呼ばれ、特定の学科以外はかなり就職が難しいことで有名です。
驚いたことに、技術職にも専門職にもつけない一般学部を卒業すると、ドイツ人でも仕事が見つからないケースは珍しくありません。だから大学時代は必死に勉強するし、少しでも経験を積もうとインターンシップ(Praktikum)にいそしむ訳です。
いや本当、その勤勉ぶりには頭が下がります。。


そしてそんな海外に出て気付かされることは、日本における新卒一括採用、
新入社員研修やOJTは、稀に見るありがたい文化であるということ。
これは、いわば稼げる社員になるまで会社が先行投資してくれるわけです。日本の企業は他国のそれと比べるとかなり面倒見が良く、人を育てる独自の文化を持っています。
このチャンスを逃して一体どうするのでしょうか。


海外の日系企業は、人を育てるだけのマンパワーがなかなかありません。場合によっては人事部すらない時もあります。
仕事が回らなくても、フォローしてくれる先輩社員すらいないかもしれないし
ポジションによっては、6ヶ月の試用期間中に実力を発揮できないと解雇という可能性もあります。


また別の見方をすれば、最初から人員の限られた海外日系法人で働くよりは
まず日本で働いた方が、仕事のできる上司に恵まれたり
色々な仕事のやり方を目の当たりにできる(学べる)可能性が高いでしょう。

そしてその最初の職場環境が、
あなたのその後何年の仕事ぶり(市場価値)を左右する大切なものとなるのです。


少なくとも2〜3年、何かこれ!といった経験を積んでから海外にでてきても、決して遅くはないと思います。そしてその後で初めて、堂々と自分の能力をドイツ語でアピールしましょう。

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プロフィール

柏葉 綾子

柏葉 綾子
ドイツ在住のキャリアカウンセラー。ドイツで働くことを夢見て2008年に渡独。自身の経験と現地人材会社での経験をふまえて、ブログ「ドイツで働きたいあなたへ」を開設。
詳しいプロフィールはこちらへ

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