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日本で準備すること


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もしもあなたが今日本にいらっしゃって、これからドイツで働きたいとお考えならば、
日本で準備しておいた方が良いもの、その1は

何はともあれ職務経験 です。


時々ドイツで働くために、日本で使ったエントリーシートを送ってこられる方もいらっしゃいますが、いやいや、日本で就活が上手くいかなかったからといって、海外でならきっと上手くいく!なんて夢想は、とりあえず置いておきましょう。(; ̄ー ̄A

注:ただし、こちらで紹介したその3:レストランや接客関係に限っては、
もちろん新卒での挑戦も可能です。


日系企業に限らず、在ドイツの多くの企業で求められているものは、即戦力です。
彼らはあなたが会社に提供できるものは何か?を知りたいのです。

実は、ドイツにおける新卒は "Berufseinsteiger" と呼ばれ、特定の学科以外はかなり就職が難しいことで有名です。
驚いたことに、技術職にも専門職にもつけない一般学部を卒業すると、ドイツ人でも仕事が見つからないケースは珍しくありません。だから大学時代は必死に勉強するし、少しでも経験を積もうとインターンシップ(Praktikum)にいそしむ訳です。
いや本当、その勤勉ぶりには頭が下がります。。


そしてそんな海外に出て気付かされることは、日本における新卒一括採用、
新入社員研修やOJTは、稀に見るありがたい文化であるということ。
これは、いわば稼げる社員になるまで会社が先行投資してくれるわけです。日本の企業は他国のそれと比べるとかなり面倒見が良く、人を育てる独自の文化を持っています。
このチャンスを逃して一体どうするのでしょうか。


海外の日系企業は、人を育てるだけのマンパワーがなかなかありません。場合によっては人事部すらない時もあります。
仕事が回らなくても、フォローしてくれる先輩社員すらいないかもしれないし
ポジションによっては、6ヶ月の試用期間中に実力を発揮できないと解雇という可能性もあります。


また別の見方をすれば、最初から人員の限られた海外日系法人で働くよりは
まず日本で働いた方が、仕事のできる上司に恵まれたり
色々な仕事のやり方を目の当たりにできる(学べる)可能性が高いでしょう。

そしてその最初の職場環境が、
あなたのその後何年の仕事ぶり(市場価値)を左右する大切なものとなるのです。


少なくとも2〜3年、何かこれ!といった経験を積んでから海外にでてきても、決して遅くはないと思います。そしてその後で初めて、堂々と自分の能力をドイツ語でアピールしましょう。

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コラム【使える語学力って何?】



日本に帰ると時々「本当に使える語学の身につけ方」みたいな特集を見かける。
ドイツ在住7年ながら、未だにドイツ語はゴリ押し…な自分にとっては、なんとも頼もしいキャッチコピーだ。ただそんなわたしでも、使える語学と使えない語学が存在するのは良く分かる。

ドイツ在住まだ7ヶ月の頃、わたしは当時住んでいた小さな街の日本人事務所でアルバイトを始めた。
電話番とスケジュール管理が主な、ごくごく簡単な仕事だ。当時通っていた語学学校では、ちょうどドイツ語B2からC1に進む頃だったと思う。


事務所でのわたしの仕事ぶりは、まあだいたいこんな感じだった。

電話がなる。とりあえず取って、ドイツ語で会社名と名前を名乗る。相手のドイツ人に何か言われる。Ja(はい)とかAha(ええ)とか言いながらとりあえず長い話を最後まで聞く。相手が話し終え、こちらに何かを尋ねる。そこでこう答える。

「Ah…Könnten Sie etwas langsam sprechen?」
(えっと…もっとゆっくり話してもらえますか?)


一方、事務所長の仕事ぶりはこうだった。

電話がなる。とりあえず取って、会社名と名前を名乗る。相手のドイツ人に何か言われる。話は大抵最後まで聞かない。

「Wie Bitte!?」(え、何ですって?)
「Also, was meinen Sie?」(つまりどういうこと?)

挙げ句の果てにはこちらの希望スケジュールを二三伝え、
「Alles klar !?」(分かったわね!?)

発音は、素晴らしいくらいのジャパニーズジャーマン(日本語なまりのドイツ語)だった。

ドイツ語を少しご存知の方なら分かる通り、両者が使っている単語に大差はない。
どちらも日常会話で出てくるフレーズだ。
では何が違うのかというと、コミュニケーションの姿勢だ。当時のわたしは、学校で習った正しいドイツ語を使う事に必死だった。ドイツ人の口調が早過ぎてわからなくても、「分かりません」と遮る勇気がなかった。

残念ながら、こうやって恥をかくことを恐れているうちは、それなりにしかなれない。


語学はあくまでも、あなたの気持ちを伝え、表現する手段だ。
肝心の「伝えたい」「分かってもらいたい」という気持ちが欠けていては、どんなに上手な外国語ができても、あなたの意見は薄っぺらくなってしまうだろう。
それはちょうど、立派な話はしていてもそこに熱意のない先生や、演奏は上手だけど歌うことを忘れてしまった音楽家みたいなものだと思う。
だからこの際、どんどん間違えるのが良い。


それから3年後、「使える語学」というより 「語学の正しい使い方」を身につけたわたしは、取引先のドイツ人にも堂々とクレームを伝えるようになった。
それでも、品質クレームみたいな細かい問題点は、なかなか上手く伝えられなかった。
だからこんな感じだった。

取引先「Leider verstehe ich nicht」(どういうことか良くわかりません)
わたし「Warum!?」(何でよ!?)

そして、3年ぶりにドイツ語学校の門を叩いた。

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語学力はどのくらい必要?その2


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語学力のもうひとつ気になるポイントとして
ドイツで就職する際、ドイツ語と英語どちらの方が重要か?という点が挙げられます。

実はこれは就職先の職場、ポジションによって異なりますので一概にはいえません。
ですが仕事の数としては、(統計をとったわけではありませんが)下記のような印象を受けます。

1. ドイツ語、英語ビジネスレベル要

2. ドイツ語ビジネスレベル、英語できれば尚可、
または 英語ビジネスレベル、ドイツ語できれば尚可

3. ドイツ語が日常会話程度できればOK


はいうまでもありませんが、両方できれば向かうところ敵なしということですね。
しかしながら東洋人の宿命として、ドイツ語を話したとたんに英語が、英語を話したとたんにドイツ語が出てこなくなってしまうことは良くあり、使い分けには多少の訓練が必要です。いきなりここを目指さなくとも、ゆっくりいきましょう。

については、ドイツ語が重要な仕事の1つとして、駐在員の秘書、アシスタント業務が挙げられます。
世界各地を飛び回る駐在員の多くは英語はできても、ドイツ語は不得手(準備もままならないまま飛ばされる)というケースが多く、そこを補いドイツの役所や銀行と直接やり取りできるドイツ語力が求められます。
少なくともB2はクリアしていると望ましいでしょう。

一方で、商社やメーカー等でヨーロッパ各地に取引先がある場合、営業やロジスティクスの仕事では、取引先との会話のほとんどが英語となるケースがあります。この場合、仕事で必須となるのは英語ですので、ドイツ語が基本会話レベルでも問題ないことがあります。(ただし日本での職務経験は必要)

従って厳密には、「ドイツ語ができない=ドイツで絶対に就職できない」というわけではありません。 ただ、できた方が就職には相当有利です。


最後に、は主にレストランや各種店舗での接客関係など、
仕事で使用する会話が限られているケースとなります。
現地就職のハードルは低くなりますが、その後、今度は仕事が忙しくて語学をブラッシュアップする時間がなくなり、なかなか1や2の仕事に転職できないというリスクがありますので、その点はおさえておきましょう。

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語学力はどのくらい必要?


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さて、ドイツで働くためにはどの位のドイツ語力が必要なのでしょうか。
最も的確な答は、皆さんもご想像の通り

語学力は高ければ高いほど良い!

ということです。

その上で、ひとつの目安としてはレベルB2以上をおすすめ致します。
語学力評価についてはこちらをどうぞ

語学学校によって若干進度の違いはあるものの、ほとんどはB2の講座修了時に全ての文法を習い終えると言われており、レベルC1以上はいかにドイツ語の語彙を増やしていくかが課題となります。
つまり、B2までの文法の基礎ができていれば、あとは実際にドイツ語のシャワーをあびながら日夜ブラッシュアップしていくことが可能です。


ちなみに、ドイツ語力がほとんどゼロからのスタートだったとしても
現地の語学学校インテンシブ・コースに7・8ヶ月通うとこのレベルまで到達することが可能です。週に2回位の緩めのコースだともう少しかかります。

例えばワーキングホリデービザで渡航したとして、
ある程度まとまった資金があれば滞在中に十分ドイツ語を習得できるでしょう。
ドイツ語みっちりの学生生活も、意外と楽しいものです◎

その上で、就職試験の際に求められるのは決して「B2試験合格証」ではなく、
面談試験でどの位話せるか?が鍵となる ことは言うまでもありません。

ドイツの就職試験では、とにかく即戦力を求められますので
例えB2を修了していたとしても、仕事上おぼつかない印象だと不合格となってしまうわけです。

◎せめて自己紹介やこれまでの経歴くらいは、ドイツ語で暗記して言える位の準備をしておきましょう。
◎日頃からドイツ人との会話の機会を増やし、ドイツ語の電話くらいは難なく聞き取れるよう訓練しておきましょう。

現場でもまれることで、あなたの語学力は飛躍的に向上します!!

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プロフィール

柏葉 綾子

柏葉 綾子
ドイツ在住のキャリアカウンセラー。ドイツで働くことを夢見て2008年に渡独。自身の経験と現地人材会社での経験をふまえて、ブログ「ドイツで働きたいあなたへ」を開設。
詳しいプロフィールはこちらへ

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